2006年12月07日

リクルート「Tech総研」がエンジニアに関する研究レポートを公開 IT業界の給与格差を探る――元請と下請ではこんなに違う!

元請け─多重下請け構造として形成されてきたIT業界。それでは発注側、受注側、下請け側と、それぞれの階層にいるエンジニアの給与格差はどの程度あるのでしょうか?

今回、Tech総研では2244歳のIT系企業に勤務するソフト系エンジニア1000人に対しアンケートを行い、それぞれの階層で働くエンジニアの間にある給与格差を検証しました。

はじめに、一般企業や官公庁などからシステム開発の案件を請けた元請け企業をここでは「顧客企業」とし、以下を「1次下請け企業」「2次下請け企業」と呼ぶことにしています。

受注レイヤー別・年代別に年収の比較をしたところ、顧客企業から下請けに仕事が流れるのに沿って、年収は確実に下がっていました。全体平均で顧客企業が603万円なのに対して、1次下請け577万円(顧客企業の95.6%)、2次下請け518万円(同85.9%)、3次下請け496万円(同82.2%)となりました。

年代別にみると、20代前半では大きな開きがないどころか、1次下請けが顧客企業を上回ってさえいますが、年代を経るごとに格差が開いていき、30代前半では顧客企業と3次下請け企業との差は138万円にも達します。

発注側と下請けという立場の違いについて、2次請け、3次請けの企業に勤めるエンジニアの声を拾ってみると、「1次請けのリーダーが仕事もスケジュールも管理できず、そのフォローをしながら自分は仕事をしている。割に合わない」(テクニカルサポート/3次請け/28歳)、「2次請けの我々と元請け(親会社)の社員は同じ業務を行っているのに、我々の方が15%程単価が低い」(システム開発/35歳/2次請け)という指摘もありました。

IT業界では年代を問わず、下請け構造のなかで下に行けばいくほど劣化する待遇・条件についての不満が募っているようです。まさに多重下請けの中小企業の悲哀がここに凝縮されているともいえるでしょう。


リクルートのエンジニア向けのキャリア情報提供サイト「リクナビNEXT Tech総研」 






エンジニアの知人の多くは、独立して下請けを受け持っている。独立していないエンジニアは、当たり前だが企業に属しているわけで、契約社員だったり、派遣社員だったりする。本来なら、独立している知人達の方が自由なはずなのだが、実際に飲みに行く回数は、企業に所属しているエンジニアの方が多い。何故なのか。その理由の一つが、おそらくこの記事に凝縮されている。

posted by 英介 at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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